第三章の第1回では、ロジックツリーについて書く予定でいる。
その際、どうしても『企業参謀』を通じて説明を展開したいと考えている。
この本を初めて読んだのは、もう15年以上前になる。
当時、強く印象に残ったのは、問題を分解していく手つきの鮮やかさだった。
複雑に見える課題が、一本の木として整理され、それぞれの枝の先には、問題解決のための分析事項が並んでいく。
その構造が、一気に腑に落ちた記憶がある。
ところが今回、ブログの原稿を書くために該当箇所を読み返してみても、
当時のような感動は、簡単には戻ってこなかった。
方法論が古くなったから、という単純な話ではない。
見慣れてしまったから感動が薄れた、というだけでもなさそうだ。
あれから15年、様々な課題に直面し、企業参謀を参考に試行錯誤してきた。
変わったのは、おそらく自分の方だ。
成長したかどうかは分からない。
ただ、自分が扱っている問題の性質や、置かれている環境が、大きく変わったのは確かだ。
イシューツリー(ロジックツリー)は、今もなお強力な思考の道具である。
ただし、どこからスタートするのか。
どこまで枝を張るのか、つまり、どこで分解を止めるのか。
その判断が、いまだによく分からない。
よく分かっていないものを、紹介してよいのだろうか。
そう考えたところで、タイプする手が止まった。
第三章の書き出し自体は悪くない。
だが、第1回で最も重要な部分が、どうしても埋まらない。
結論の方向性は見えているのに、である。
いまはAIとの壁打ちをしながら、考えては休み、また考える、という時間を繰り返している。
この違和感そのものを、次に進むための手がかりにしたいと思っている。
※本稿で触れているイシューツリー(ロジックツリー)に関する記述は、「 [新装版] 企業参謀 戦略的思考とは何か 第1章 戦略的思考入門/4 常に本質に迫るための方法論」を参照しています。
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