第6章 化学的思考法の実践
売上や市場成長率のような「結果」は操作できない。化学的思考法では、まずコントロール可能な行動を抽出する。さらに組織では、その行動が受け入れられるか(受容度)も重要になる。GEのCAPを手がかりに、成果を生む行動の選び方を考える。
集めた事実と証拠をもとに、共通性を見出す作業に取りかかる。ここでは既存の知的生産ツールが力を発揮する。共通性は現状を説明するが、それでは説明しきれないとき、時間と労力の許す限り特異性も探る。
化学的思考法の四つの態度を実践に移すための四ステップを提示する。本稿では第一ステップ「ありのままを観察し、言語化する」に焦点を当て、事実と証拠を分けて記述する具体的方法を解説する。