集めた事実と証拠をもとに、共通性を見出す作業に取りかかる。ここでは既存の知的生産ツールが力を発揮する。共通性は現状を説明するが、それでは説明しきれないとき、時間と労力の許す限り特異性も探る。
化学的思考法の四つの態度を実践に移すための四ステップを提示する。本稿では第一ステップ「ありのままを観察し、言語化する」に焦点を当て、事実と証拠を分けて記述する具体的方法を解説する。
化学的思考法の4つの態度で、5つの問題を分析する。 それぞれの問題で、欠けている態度は何か。例えばプロクルーステースのベッドの問題は、どの態度が不適切であることにより生じてしまうのだろうか。 知的生産の森に分け入って、一つ一つ見ていこう。
世界が線形でない時、変えるべきは構えである。構えとは次の化学的思考の四つの態度をとることだ。1)例外を肯定し、2)シンプル化するリスクを理解し、3)コントロール可能なものに集中する。そして、4)可逆的な立場をとる。
行き詰まりを感じたとき、方法を変えたくなる。だが世界は直線ではない。変えるべきはやり方ではなく、用意の仕方である。道具は使いよう。これまでの経験を否定せず、構えを整えることが次の一歩になる。
化学は物質を創る科学である。創ることを通じて世界を理解してきた。経験と未経験の境界を越えて思考するトランスディクションの構造が、化学の本質を形づくっている。
線形的思考は、原因と結果を直線で結び、誰でも再現可能であることを前提とする強力な思考法である。 しかし、必ずしもその通りに進む現実ばかりではない。 教科書の「A+B→C+D」という反応も、実際には副反応や条件の違いによって結果が変わる。 化学は、…
次の視点「動いている世界をそのまま見つめ、動きの中から静止画像を抽出する視点」を得るためには、化学の導入が妥当である。
「第四章 次の視点へ」から、第二部になります。 各章の大きな構成は事前に決めていますが、5回に分けた原稿の(4)と(5)については、書きながら考えることが多く、どの章も苦労しています。 自分が読みたい本を書く、がコンセプトになっているので、 …
観察のために一時的に視点や時間を「固定」することは便利だが、その事実を忘れると半永久的な「固定化」を招き、世界は動かないという錯覚に陥る。問題はツールではなく私たちの態度にある。
動けない。動かない。 慎重すぎても、他人事にしても、物事は止まる。 責める前に、観察する。 頭の中から外へ出す。 見えたとき、次の一歩はもう始まっている。
都合の良いものだけを見て、 都合の良いように解釈する。 都合の良いように型にはめ、 都合良く安心する。 それで本当に都合が良いのだろうか?
健康診断が繰り返されるのは、私たちが生きていて、世界が動いているからだ。 分析やフレームワークも同じ。 過去の認識に囚われず、動き続ける世界に向き合う視点として 「いつまで経っても子ども扱い問題」を考える。
第二章を書いている最中に、強い必要性を感じてこの本を手に取った。 イシューからはじめよ[改訂版]――知的生産の「シンプルな本質」作者:安宅和人英治出版Amazon もちろん、「企業参謀」の副読本として。 本書を参考にしたのは、第三章をどう書くべきか迷…
新版 問題解決プロフェッショナル作者:齋藤 嘉則ダイヤモンド社Amazon ——再読してわかった「本が悪いわけではない」という結論 なぜ今、この本? 第三章(1)ロジックツリーを書くにあたり、「企業参謀」と併せて、参考図書として、区立図書館から本書を借…
ブログを開設してから、23日。来週で、1ヶ月。 序、第一章、第二章、第三章まで書いてきた。 実は、ここまでが第一部。 本書は、まだ秘密の書籍タイトルでの三部構造で考えている。 さらに夢は大きく、本書を含めたシリーズの三部作の構想がある。 企画書を…
構造化ツールは、AS-ISとTO-BEを考える時に使う。その時の自分の座標を診断してツールを選ぶ。選択を間違えても思考を止めずに、選び直す柔軟性を持とう。 対象を構造化したら、次にパターン化する。再びAS-ISとTO-BEに戻り、その解像度を上げよう。
ロジックツリーやピラミッドが「完了する構造」であるのに対し、TOCのクラウドは不安を残す「未完の構造」である。その違いを、対立の蒸発という視点から整理し、見える世界と見えない世界の構造化の本質を論じた。
TOCの思考ツール「クラウド」は、見た目では構造化されていない。だが、執筆上の葛藤を題材に使ってみると、前提を疑い、対立が成立していた理由を分解することで、思い込みを構造的に破壊する道具だと理解できた。
事実やデータが多すぎて、何が問題なのか分からない。 そんな状況で威力を発揮するのが、ボトムアップのピラミッドストラクチャーだ。 混沌とした事実から構造を立ち上げ、本質的な課題を見つけるための思考法を整理する。
達成すべき目標が明確なとき、実現するために何を考えればいいのか。 成功法則として語られる「逆算思考」。 そのための知的生産ツールがイシューツリーだ。 それは何か? そして、どんなときに使ってはいけないのか。
[新装版] 企業参謀 戦略的思考とは何か作者:大前 研一プレジデント社Amazon 第三章の第1回では、ロジックツリーについて書く予定でいる。 その際、どうしても『企業参謀』を通じて説明を展開したいと考えている。 この本を初めて読んだのは、もう15年以上前…
ブログを開設したきっかけ 2026年1月15日、 このブログを開設し、投稿を始めました。 正確に言えば、ブログを書くこと自体は何度目かの「再開」になります。 きっかけは、年末年始のまとまった休みのあいだに、AIと壁打ちをしていた時間でした。 取り留めも…
最適解が機能し続けるためのコントロールの方向は、プロセスの構造と関係性の中にある。闇雲にKPIを改善することではない。本稿では二つのケースを通じ、構造を理解し、操作対象を見極めることの重要性を明らかにする。
最適解が機能し続けるために、KPIの悪化を安易に改善しようとする行為は正当化できるだろうか?しかし、却って最適解そのものを壊してしまうことがある。本稿ではこのパラドックスを紐解きながら、「制御していいKPI」と「触ってはならないKPI」を整理する。
世界が動く以上、最適解は必ずズレる。大切なのはそのズレ具合に気づくこと。未来の予兆を捉える「先行指標」としてのKPIを活用し、ヨットの操船のように潮目の変化を察知して、致命的な失敗を防ぐ仕組みを構築する。
考え続けるべきだとわかっていても、物理的にも心理的にも、それは不可能です。 あなたの能力の問題は能力ではありません。 本稿では、思考停止に陥らず、忘却や不安に飲み込まれないための「考え続けるための環境と仕組み」について整理します。
忙しい日常の中で、私たちは「正しい答え」を求めてしまいます。 しかし、すべての人・すべての状況に通用する万能解は存在しません。 本稿では、万能解と最適解の違いを整理し、動き続ける世界で考え続ける必要性と、その難しさを明らかにします。
私たちは、対象を理解できると信じている。 対象を正しく観察し、 観察結果を正しく分析し、 適切に考察を進めることで、 最終的には、対象を理解できる と、どこかで信じている。 そして、理解ができれば、それで「終わり」 にできると、どこかで信じている…
3ヶ月先にまとまった休暇が取れた。 GWでも、お盆でも、年末年始でもない時期の1週間のお休み。 アメリカ株で儲けたから、金銭的に余裕がある。 そうだ、海外旅行がいい。 それもヨーロッパ、フランス、パリかな。 旅行ガイドを買って、ネットでも調べて、情…